工場内の通路に芯材間仕切りカーテンを新設
栃木県宇都宮市
間仕切りの新設工事で以前よりお世話になっている会社様から、新たに間仕切りカーテンを設置したいとのご相談をいただきました。
お客様のご要望
大規模な工場のため、工場内の通路は冬場は強風により物凄く寒く、間仕切りカーテンを設置して環境改善をしたいとのことでした。
まずは、現場を確認して打合せをすることとなりました。
現調
工場内の通路は、荷捌き場も兼ねているため、常に荷物を積んだ大型トラックが出入りする場所になります。
そのため、大型トラックが通れるだけの天井高(約4m)を維持しながら、間仕切りカーテンを設置しなければならない状況です。
ご提案
通常であればH鋼梁の下に間仕切り用のカーテンレールを据え付けることで問題なく設置する事が可能ですが、この方法だと天井高が下がってしまうため別の施工方法を考案する必要があります。
この問題を解決する施工方法として縦方向のH鋼梁に、オリジナルの鉄骨金物を製作し、そこにカーテンレールを吊り下げえる方法を提案いたしました。
施工の詳細
新たな施工方法をご提案したものの、実際に施工するにはクリアしなければならない問題が多数あります。
当初は施工時に現場で鋼材を溶接して固定する方法を考えたのですが建屋に接しているため溶接作業は難しい状況です。
解決策として、固定するH鋼梁それぞれにパイラック(固定金具)をそれぞれ6個ずつ使用して、強風に耐えることが出来るブラケットオリジナルを作成しました。
これで強度の問題をすべて解消し施工へとこぎつけました。
完成
平日の稼働を止めることができない工場の為、施工は土日限定となりました。
施工予定では土日2日間の作業を予定をしておりましたが、しっかりと下準備をした甲斐があり予定よりもスムーズに進み土曜日1日のみでの施工完了でした。
芯材には「岡田装飾金物」の「HGタイプ」を使用しました。真冬の強風にも長期にわたり十分に耐えうる施工となっております。
今回もご用命をいただきありがとうございました。