間仕切りカーテン用のサイドポール施錠(オリジナル製作)
栃木県那須塩原市
今回の案件は数週間前にカーポート芯材式間仕切りカーテンを設置させていただいたお客様より新たなご要望をいただました。
ご要望とご提案
新たなご要望というのが、引分カーテンの先頭部のサイドポールに鍵をかけ、1本のサイドポールのみを施錠できるような仕様にできないか、とのご相談でした。
カーテンレールメーカーより、販売されているパーツ類では対応することができないため、オリジナルにてパーツを製作し対応することになりました。
また、現場の立地が季節によって強風が吹くことから、サイドポール上部のランナーを固定する必要性もあり、こちらもオリジナルのパーツを製作するということになりました。
製作
上部のランナーを固定するオリジナルパーツとして、通常ポール下部に使用する落としピンを逆さに設置し、カーテンレールに落としピンの受け皿を溶接固定することで、ランナーの固定を可能にしました。
お客様が背伸びなどをせず、操作できるよう落としピンのジャフト長を延長し、シャフト引っ掛けプレートが逆向きでも作動できるよう溶接加工を施しました。
これらオリジナルパーツの加工製作により、サイドポール取手上にてランナー可動制御するピンが完成しました。
施工
サイドポール下部落としピンの施錠は既存落としピンのベースプレートに施錠可能となるプレートを製作し溶接を行い、カーポート土間部には可動式フックを設置。
これらに鍵を通すことで、施錠を可能にしました。上部ロック下部施錠によってサイドポールの可動を完全にコントロールすることに成功。
すべての工程を行う前にお客様には説明をさせていただき、ご了承いただきました。
完成
今回製作したオリジナルパーツ類はメーカーオプション品として販売されれば、と思い、レールメーカーへの提案も行いました。
新たなものを考案し製作施工するという、楽しい経験をさせてもらい、どうもありがとうございました。