空調用間仕切り壁と間仕切カーテンの新設工事
栃木県那須郡
今回の案件は、某工場内においてエアコンによる空調管理を行う上で、広範囲に及ぶ工場内の1部を区切り、空調コントロールを行うことを目的として膜壁による施工方法以外にも施工方法のコンペを行い、最終的に膜材における間仕切を行うことでご発注をいただきました。
お客様のご要望
全長約50m、高さ約11mの面を2面膜材で間仕切り行い上で、商品、人、フォークリフトが今まで通り円滑に通行できるようにするために、下部H4000㎜はすべてマグネット芯材式間仕切りカーテンとすることになりました。
天井部、両サイド部には電気線や、配管類が多く設置されておりますが、むろんすべての隙間を無くす様生地で隙間を埋めていくという作業を行います。
ご提案
また、2面新設するうちの1面は既存設備をかわすために、クランクする必要があり採寸時とても時間を要しました。
天井部建屋構造を図面におこし、天井勾配を計算し、製作膜の寸法を正確に割り出し製作図を作図。
全て建屋天井材H鋼より吊り下げることから、構造上問題がないか重量計算を行い建物への負担を計算しお客様に報告しました。
事前準備
事前作業に通常の現場より随分と時間を要しました。
製作段階で詳細寸法を測る為、現場調査を入念に行い完全に間仕切りことができる様、想像力を最大限に働かせました。
現場での作業は工場がお休みである土日のみの作業となることから、3回の週末を予定し工程表を提示しました。
施工の詳細
現場調査を入念に行ったとはいえ、これだけ広範囲に及ぶ工事の為、多少の見落としもありましたが、全て現場にて対応することが出来ました。
下地となる新たな鉄骨フレームをはじめの週末2日間で完成させ、タッチアップを丁寧に行いました。
次の週末2日間で上部間仕切り膜を設置、カーテンを設置出来るところまで設置しました。
最終3回目の週末にカーテンの設置と、両サイド、上部隙間部を隙間埋めを徹底的に行いました。
最終日は14時頃に作業は終了し、検収を行い無事完了となりました。
施工完了
今回消防署による指導として、膜材は不燃材を使用、天井部消防設備に生地が干渉しない様な設置方法ということで、事前に施工方法について図面にて提示し許可が出た方法での施工を行いました。
計画より施工完了まで8カ月程度を要しましたが、これだけの面精を完全にマジ切ることが弊社としても充実した仕事をさせていただくことが出来ました。
どうもありがとうございました。