工場の下屋下荷捌き場に芯材式間仕切りカーテンの新設工事
栃木県野木町
今回の案件は以前よりお取引いただいている建築会社様からのご依頼で、工場内における既存下屋下荷捌き場で、雨天時の作業性を向上させるために、間仕切りカーテンを新設したいとの相談を受けました。
現調とご提案
早速、ご担当者様と現場を一緒に確認することになりました。
地面には勾配が付いており、既設によって風の影響を受けるということなどを考慮し、芯材式間仕切りカーテンを提案させていただきました。
また、勾配の関係からカーテンの高さ寸法、収まり位置について詳細の説明をさせていただき、仕様を決定しました。
追って見積書を提出することになりましたが、これはコロナ禍前までのお話です。
あれから10ヵ月が過ぎようとしたとある日、建築会社様より電話をいただき、工事が決定した事を知りました。
製作と施工準備
既存建屋下屋にカーテンを据え付けるための下地を新設する為に、まずは現場建屋の詳細寸法採寸作業です。
この作業がとても重要となり、今後のすべての作業のかなめとなります。弊社の設計担当者が同席し半日ほどをかけて採寸を行いました。
現場の採寸を元に、鉄骨フレームの製作図面を作図し、膜材加工図面をあわせて作図。
製作担当が図面を元に製作します。
現場採寸寸法がすべて基準となっていますので、施工完了までスムーズに行うためには、現場採寸作業が正確に行えていることが必須となります。
施工
施工は2名の職人で朝から15時位までとなりました。
施工当日は、土曜日ということで工場担当者様はお休みでしたが、建築会社のご担当者が出来上がりの確認に来られました。
ご担当者は「テントでこんなにもぴったり隙間を埋めることだ出来てカーテンで開閉できるなんてすごいもんですね。」ととても感心されていました。
完成
地面からカーテン下部までの距離も10mmで設計したので、計画通りきれいに仕上がっています。
アスファルトの凹凸で多少の誤差はありますが、勾配通りぴったりきれいに仕上がっている寸法にも大変驚かれていました。
弊社としては普段通りの仕上がりですが、お褒めのお言葉をいただくとうれしいものです。
どうもありがとうございました。