ショップのロゴ入り間仕切りカーテンの新設
栃木県宇都宮市
今回の案件は自動車カーボディーメンテナンスショップ様からのご依頼です。
お客様自動車預かりスペースとストックスペースの間の間仕切りを行いたいと考えており、内装業者さんに壁を設置してもらうか、カーテン的なもので仕切るか検討しているとのことでした。
お客様のご希望とご提案
ご検討段階ということで、パース画を作成しカーテンで仕切った場合のイメージをより鮮明に描いていただきました。
ショップのロゴにつきましては数回変更がありました。
膜材にショップロゴを出力し、カーテンとして店内に据え付ける以上、ショップの雰囲気をより良いものにする重大な設置物になるので、膜材においても、つやあり、つや無し、つやの加減にもかなり配慮し材料の選択を行いました。
現物で確認できる膜材はサンプルを取り寄せ、お客様にご確認いただき、出力においては何度もパース画を作成しました。
据付を希望されている場所には下地がまったくないため、建物の屋根にある梁材より、鉄骨材により下地を新たに製作。
カーテンの動きでレールが動いてしまうことが無いよう、十分に補強を行い下地を据え付ける必要がありました。
膜材への出力、膜材製作、鉄骨下地製作、現場施工費の見積もりを提出し、ご発注をいただきました。
製作時のポイント
今回の案件で最も重要なポイントとなるのは、カーテンレールを据え付けるための下地据付となります。
仕上がりを既存の壁と同じ高さにすることで、一体感を出そうと考えたため、下地は既存壁ぴったりと合わせる必要があります。
現場採寸には十分な時間を使い1mmのずれも生じないよう、計測を行い、現場採寸寸法を元に、鉄骨下地フレームと出力カーテンの設計を行いました。
施工から完成まで
完成した設計図面を基に製作を行い、現場施工となります。
まだまだ残暑が厳しい時期での現場施工、折版屋根の真下で鉄骨下地フレームを据え付けるのはとても大変でした。
複数の鉄骨下地フレームを間違えることなく据付、カーテンレールを固定し、カーテンを通すとショップロゴが見え隠れします。ショップスタッフも興味深々のご様子。
カーテン端部を固定し、開口部のマグネットを吊り付ければ完成です。
カーテンを徐々に定位置に広げると、ショップスタッフさんたちによる「おーっ!」という歓声が沸き起こりました。
ストックスペースの目隠しとしての役割は十分い発揮し、ショップの雰囲気を明るく清潔感のあるステージへとアップグレードすることに成功しました。
お客様の歓声を直接聞くことができ、本当に喜ばしかったです。
どうもありがとうございました。